シンガポールで「酒道」追求するレストラン、日本とスペインの味が融合
(CNN) 国土は小さいながらも、ほかの国では見つけられない絶品料理が楽しめる国として知られるシンガポール。創作料理レストラン「バム!」はそんな文化を背景として、日本料理とスペイン料理を融合させた新しい味をつくりだしている。
同店が追求するのは「現代の酒道」だ。飲むだけでなく、料理にも日本酒が使われている。
シェフのリー・シー氏は、「料理にも日本酒をたくさん使ってソースやドレッシングを作る」と語る。客が料理を気に入って作り方を尋ね、酒を使っていると聞いて驚くこともあるという。
/Courtesy of Bam!
スタッフは日本酒についての質問に答え、それぞれの料理に合った銘柄を薦めてくれる。銘柄や種類は80本の中から選ぶことができる。
定番料理の「アワビ粥」は、アジア料理の粥をスペイン産のナマコと組み合わせた一品。出汁を使ったスープに、ゼリー状の卵黄を添え、卵を揚げた「エッグフロス」と玉ねぎを散らしている。
シンガポール出身のシー氏がスペインで数年間の修業を経て帰国し、バムに戻って真っ先に考案したのがこのメニューだった。
シーフードには、日本酒以上に合う飲み物はないとシー氏は話している。