中国・ハルビンで恒例の国際氷雪祭、花火や集団結婚式も
(CNN) 中国黒竜江省のハルビンで5日から来月25日まで、世界最大級の氷と雪の祭典「国際氷雪祭」が開催されている。
メイン会場の「ハルビン氷雪大世界」は開会式の前から公開された。立ち並ぶ建造物には、近くを流れるアムール川の支流、松花江から採取した氷約22万立方メートルが使われている。
式典では、ライトアップされた建造物をバックに花火が上がった。
氷雪祭に合わせて実施された集団結婚式では、大半の花嫁がウェディングドレスの上にパーカーを羽織っていた。松花江での寒中水泳大会も開かれた。
スキーやスケート、「アイスサッカー」、サイクリングなどを楽しむコーナーもある。
入場料は330人民元(約5200円)。周辺には無料で楽しめるさまざまなアトラクションも用意されている。
氷雪祭は1985年、この地域に伝わる「氷提灯(ちょうちん)」からヒントを得てスタート。今年で36回目を迎える。
国営新華社通信によると、政府は2022年の北京冬季五輪を前に、冬の観光客誘致に力を入れている。昨冬のシーズンに氷や雪の名所を訪れた観光客は2億2400万人と、前年を13.7%上回った。