コロナ明けに訪れたい、インドネシア・コモド国立公園の魅力<上>
シーフードやビーチクラブも魅力だが、この町の最大の目玉は自然、と語るのは、インドネシア旅行ガイド協会の現地支部長を務めるセバスチャン・パンダン氏だ。
パンダン氏によると、市内観光に行くならラブアンバジョからボートで行けるランコ洞窟、大人も子どもも楽しめるチュンチャ・ウーラン渓谷の滝と天然のウォータースライド、日暮れの島の景色が美しいブキット・チンタ、日光が反射して輝く壁が特徴のバトゥ・チェルミン洞窟がおすすめだという。
フローレス島内の探索
時間に余裕のある旅行者には、フローレス島の探索がおすすめだ。バリ島の2倍以上の大きさのこの細長い島では、豊かな部族文化と緑にあふれた火山の風景が楽しめる。
円錐(えんすい)形をしたわらぶき屋根の家屋で知られる部族の村、ウェレボ村には徒歩でしか行かれない。またルバ村とベナ村では今も古代の母系文化が続いている。
島の緑豊かな高地では、至る所で伝統儀式や武装ボクシングなどの伝統的なスポーツが行われている。また女性たちは今でもインドネシアの伝統的手織り布「イカット」を織り、さらにコーヒーの栽培も盛んだ。
島の東部にはクリムトゥ火山があり、この火山の山頂には水の成分によって色が変化する3色の火口湖がある。