仏高速鉄道、未来見据える次世代TGVがお披露目
TGV Mの最高速度は従来の車両と同じ時速350キロ。アルストムの広報担当者はCNN Travelの取材に答え、スピードではなくより多くの乗客を乗せ、一段の省エネを実現することを目標にしたと説明した。
TGV Mの1編成当たりの座席数は最大740席と現行車両の634席から増えている。さらに「前例のないモジュール方式」(アルストム)の採用により、2等車から1等車、またはその逆へのレイアウト変更も容易に行えるという。
アルストムによれば、新車両は現行のTGVと比較してエネルギー効率やカーボンフットプリント(原材料調達から製造・使用・リサイクル・廃棄までで排出される温室効果ガスの排出量を二酸化炭素排出量に換算した指標)が改善している。車両の構成部品の97%はリサイクルが可能だという。