厳しい経済状況でもお得に旅行を、節約術8選
(CNN) 長期にわたるロックダウン(都市封鎖)や入国制限など、新型コロナウイルスの感染拡大防止策が緩和された途端、今度は原油価格が高騰し、飛行機や車などの燃料費に影響を及ぼした。
現在、インフレ抑制に向けて世界的に金利が上昇する中、多くの人気観光地ではホテルの宿泊価格が10%以上値上がりしている。だが、物価上昇の影響は誰もが同じように実感できるわけではなく、通貨が変われば価格も上がったり、下がったりする。
例えば、米ドル建てで収入を得ている場合、今は世界中を安価で旅行できる。一方、日本円や英ポンド建ての場合、自国以外のほとんどの場所で1年前よりも出費がかさむことになる。
だが、マクロ経済の世界で何が起ころうとも、経験豊富な旅行者は戦略を練ることで、より安く旅ができる方法を見いだせる。以下の節約術を参考にして、旅の資金を確保しよう。
お得な航空券を見つけてから行き先を決める
旅行者の多くは、調査もほとんどせずに行きたい場所を決め、見つけた価格を予算内に無理やり押し込めようとする。それよりも、格安航空券で行ける場所を調べ、その中から目的地を選ぶという戦略のほうが賢明だ。
スコッツチープフライツやシークレットフライングなど、お得な航空券の検索に特化したサイトは多数あるので、期限付きのチャンスに飛びつくことができる。オンデマンドで航空券が探せるグーグルフライトを利用するのも良い。検索する際には、出発地の空港を入力し、日付を選び、目的地を空白にすることだ。
そうすると世界地図が表示され、飛行可能なすべての都市とともに、航空運賃の最安値が提示される。日付を変更したり、オプションを選択したりすれば、フライトに最適な時期が分かる。
12月のある週を無作為に選んで検索してみよう。デンバー―マイアミ間が314ドル、ロンドン―マラケシュ間が81ドル、ムンバイ―バンコク間が263ドルといった、お得な往復航空券が複数見つかった。
かつてないほど安く旅できる場所へ行く
通貨の切り下げやその他の金融問題の影響を受け、世界にはかつてないほどの安価で行ける旅行先がある。トルコのイスタンブールやカッパドキア、アルゼンチンのパタゴニアやブエノスアイレス、エジプトの古代遺跡を巡るナイル川などはその一例だ。
米国人であれば、これ以外の多くの国にも安く旅行できる。一方、自国の通貨が下落した欧州の人はそれでも、上記に加えてハンガリーやラオス、韓国に1年前よりも安い価格で旅行できる。(ウェブサイトで過去の為替レートを確認しよう)