世界最大のニワトリ形建造物はホテルだった フィリピン闘鶏産業を象徴
同島ネグロスオクシデンタル州には2000を超す闘鶏農場があり、砂糖生産や養豚業と並ぶ代表的な地場産業となっている。
タン氏が幼い頃は、クリスマスになるとニワトリの鳴き声を合図に家族で「雄鶏のミサ」に参列していたという。このミサはクリスマスまでの9日間、夜明けに行われる。
クリスマスを前に、同リゾートもニワトリ形ホテルも、2025年1月末まで家族連れの予約で埋まっているという。
宿泊料金は4人部屋が約80ドル、7人部屋は約120ドル。
山頂の土地はタン氏の妻が数十年前に購入。2010年から大規模開発が行われ、リゾートには二つのプールとレストラン、カフェ、さらには恐竜や漫画のキャラクター像が何百もあって、宿泊客を楽しませている。
ニワトリ形ホテルへ行くには、首都マニラまたはセブ島から国内便でネグロスオクシデンタル州のバコロドシライ空港へ行き、そこから農場や山道を抜けて車を走らせ約27キロで到着する。