SNSで広まる、フライト中におすすめの寝姿勢 専門家は「極めて危険」と警鐘
「シートベルトは腰回りに低くしっかりと固定されるように設計されている。これは乱気流や緊急着陸、事故の際に最善の形で乗客を保護するためだ。これは自分の安全のためだけではない。正しく締めていないと、乱気流で投げ出されたときに他人を傷つける可能性がある」(ネルソン氏)
同氏はさらに、この行為は連邦規制および乗務員の指示に違反しており、法的な問題を引き起こしかねないとも述べている。「故意に拒否すれば、最高3万5000ドル(約540万円)の罰金の対象になる」
このアイデアに対する反応はさまざまだ。
次のフライトで試してみるという人もいれば、柔軟性が足りなかったり、背が高すぎたりして試すことすらできないと訴える人もいる。航空会社がエコノミークラスの座席を狭く、過ごしづらいものにしているせいで乗客に極端な手段を取らせていると擁護する人もいる。
多くの専門家らは、激しい乱気流の際に起こり得るけがについて具体的な表現で警告している。
シートベルトを足首に締めることで血栓のリスクが高まると指摘する人も多い。