SNSで広まる、フライト中におすすめの寝姿勢 専門家は「極めて危険」と警鐘
(CNN) 多くの旅行者にとって、まっすぐ座ったまま眠ることは難しく、エコノミークラスでの長距離フライトに疲労はつきものだ。
乗客は、高価なネックピローやフットレストを購入したり、体を折り曲げて不自然な姿勢になってみたりしながら機内で少しでも眠ろうと努力する。ほとんどの場合、こうした努力は(役立つかどうかは別として)まったく無害だ。
しかし、ここ数カ月、TikTok(ティックトック)やインスタグラムで広まっているアイデアは専門家を警戒させている。
この1年ほどで何百万回も再生されている動画には、乗客が膝(ひざ)を胸元で折り曲げ、足を座席の端に置いている様子が映っている。そして、足が座席から滑り落ちないようにシートベルトを足首に巻き付け、膝の上に頭を乗せて休んでいる。
当然のことながら、米国の客室乗務員は、乗客がこのアイデアを試すのを好まない。20の航空会社に所属する5万5000人の客室乗務員を代表する客室乗務員協会の会長サラ・ネルソン氏はCNN Travelに対し、「これは極めて危険だ」と言い切った。