市全体でマインドフルネス追求、新空港のデザイン披露 ブータン
ゲレフーには小さな国内空港が存在するが、新しい国際空港の建設地に選ばれたのは、地形が平坦なことから大型の旅客機が離着陸できる長い滑走路を建設できるという理由だった。
ゲレフーは外交や貿易で関係の深いインドにも近く、鉄道と道路で結ぶには便利な場所にある。
ゲレフー・マインドフルネス・シティー(GMC)のプロジェクトを積極的に推し進めたのは、ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王だった。
「この空港はビジネスハブとしてのGMCの成功に不可欠であり、内陸国ブータンの国家安全保障に欠かせない生命線でもある」。国王は談話の中でそう述べている。
ブータンは人口約75万人。「価値が高く影響が低い」観光のパイオニアとして知られる。持続可能な開発料として観光客から徴収する1日100ドルは、医療や教育などの公共サービスに充てられる。
ゲレフー国際空港の開業日は明らかにされていない。