ジョン・レノンさん殺害の受刑者、7回目の仮釈放申請も却下
(CNN) 米ニューヨーク州の刑務当局は、元ビートルズのジョン・レノンさんを殺害した罪で服役中のマーク・デービッド・チャプマン受刑者(57)から出されていた仮釈放申請を却下したことを明らかにした。同受刑者の仮釈放申請が退けられたのはこれで7回目。
チャプマン受刑者は2010年に行った前回の仮釈放申請も、「現時点での釈放は不適切であり、公共の福祉に反する」との理由で却下されていた。同様に2000年、02年、04年、06年、08年の申請も却下されている。
レノンさんは32年前の1980年12月8日、ニューヨーク・マンハッタンの自宅前で射殺された。この事件でチャプマン受刑者は禁錮20年~終身刑を言い渡され、ニューヨーク州オールデンのウェンデ刑務所で服役している。1日3時間は独房から出ることを許され、今年に入って州内のアッティカ刑務所から移って来てからは、家族との面会時間を増やせる制度の利用を申請している。1994年以来、規則に違反したことはないという。