米南部から中部を嵐が襲う、1700便超が欠航
(CNN) 米南部や中部を襲った冬の嵐は26日、北上を続け、全米各地の交通に影響を与えた。1700を超える航空便が欠航し、自宅に戻れない旅行者も続出した。
運航情報サイトのフライトアウェアによれば、26日には1761便が欠航となったほか、27日もすでに300を超える便の欠航が決まっている。
USエアウェイズはこれまでに376便の欠航を発表。ユナイテッド航空は225便、デルタ航空は200便が欠航となった。
アメリカン航空では約500の便が欠航した。そのうち375便はダラス・フォートワース国際空港(テキサス州)を利用する便だった。同空港では1000人を超える乗客がクリスマスの夜を空港内で過ごすことになった。
激しい降雪の範囲は26日にはニューヨーク州など大西洋岸の州を北上した。今後も北東部では雪嵐の恐れがあるほか、一部の地域では30センチほどの積雪が予想されるという。
米連邦航空局(FAA)によれば、フィラデルフィア国際空港(ペンシルベニア州)では26日、一部の便に4時間を超える遅れが出た。
ニューヨーク市周辺の空港でも1時間を超える遅れが出ている。ニューアーク国際空港では平均して3時間の遅れが出ているほか、ラガーディア空港への到着便は2時間以上遅れているという。
長距離バスのグレイハウンドも、約50便の運行を休止。同じく長距離バスのメガバスも、11路線で悪天候の影響を受けたという。