米軍、F22戦闘機を在韓米軍基地に派遣 合同演習の一環
ソウル(CNN) 米国は3月31日、韓国との合同軍事演習の一環として、F22戦闘機を韓国に派遣した。米軍高官が明らかにした。
F22戦闘機は空軍演習に参加するため、日本から韓国にある米空軍基地に派遣された。在韓米軍の司令官は合同軍事演習への米国の参加について、「アジア太平洋地域の安定と安全保障に貢献する姿勢」を示すものだと表明。3月には米空軍のB52爆撃機も韓国上空を飛行している。
これに反発した北朝鮮は米韓に対する威嚇を強めているが、米国防総省高官は一連の威嚇について「現時点で言葉上の挑発以上のものは何もない」と語った。
米国家安全保障会議(NSC)の報道官も、北朝鮮の威嚇は「非建設的」だとの見方を示し、深刻には受け止めていないと説明。「北朝鮮は敵対的な発言と脅しを繰り返してきた歴史があり、今回の発表も同じパターンに沿ったものだ」と語った。
米国は今後も北朝鮮の軍事的威嚇に対し、ミサイル防衛システムの配備計画を含めた能力の増強を図っていく方針。
北朝鮮の朝鮮中央通信は3月30日にも、米本土は「ゆでたカボチャ」のようなものであり、外国の敵の攻撃には耐えられないと挑発。一方、北朝鮮は外から攻撃されても持ちこたえることができ、北朝鮮政府は核兵器と化学兵器に備えて国内全土にシェルターを建設済みだと伝えている。