火災で航行不能の米クルーズ船、今度は強風で流される 修理中に
(CNN) 米アラバマ州モービルの湾岸地域で3日、風速30メートルに達する強風が吹き荒れ、メキシコ湾で2月に火災で航行不能となり同地の造船所で修理中だったクルーズ船「カーニバル・トライアンフ」の係留がはずれ、船が流された。
トライアンフはモービルにある英BAEシステムズの造船所で修理中だった。当局によると、流されたトライアンフは数時間漂流した後、3日夜アラバマ・クルーズ・ターミナルに係留された。現在は、漂流を予防するために船の横にタグボートがついているという。
運航会社のカーニバル・クルーズラインによると、漂流時にクルーズ船に乗っていた同社の乗員および下請業者全員の安否は確認が取れているという。
国立測候所によると、当時の現場周辺の風速は約30メートルに達していた。
トライアンフは、2月に乗客乗員4200人を乗せてメキシコ湾を航行中に火災を起こして航行不能になる事故を起こした。現在、修理のためモービルの造船所に係留されていた。