ボストン爆破は米国への「報い」、容疑者が走り書き
(CNN) 米ボストンの爆破テロ事件で逮捕されたジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)が、爆破は米国がイスラム教徒の地に対して仕掛けた戦争の報いだとする内容の走り書きを残していたことが分かったという。米捜査関係者が16日、CNNに明らかにした。
この関係者の話では、走り書きは、ツァルナエフ容疑者が警察に追われて身を隠していたボートの中で見つかったという。この中でツァルナエフ容疑者は、1人のイスラム教徒に対する攻撃は、全イスラム教徒に対する攻撃に等しいと主張。また、警察との銃撃戦で死亡した兄のタメルラン容疑者についても触れ、自分ももうすぐ兄のところへ行くので、寂しいとは思わないと書き残していた。
4月15日に起きたボストン・マラソンの爆破テロ事件では、3人が死亡、275人が負傷した。ツァルナエフ容疑者は逃走の末、ボートの中に隠れているのが見つかって逮捕された。頭部などに重傷を追っており、現在はマサチューセッツ州内の医療施設に入院。大量破壊兵器使用などの罪に問われており、有罪になれば死刑を言い渡される可能性もある。