米オハイオ3女性監禁の容疑者、329の罪で起訴
(CNN) 米オハイオ州クリーブランドの民家で3人の若い女性が10年にわたって監禁されていた事件で、検察当局は7日、アリエル・カストロ容疑者(52)を誘拐や監禁など329の罪で起訴したと明らかにした。
当局によると、329の罪の中には、違法な妊娠中絶を故意に引き起こした加重殺人罪も含まれているという。カストロ容疑者は、監禁していた3人の女性のうち、1人を5回妊娠させ、別の女性にも自分の子どもを出産させたとされる。
訴状によると、カストロ容疑者にはさらに強姦(ごうかん)139件、誘拐177件、性行為の強要7件、凶悪な暴行3件、犯罪道具の所持1件の容疑がかけられている。これらの罪は、女性らが監禁されていた10年間の約半分に当たる2002年8月から07年2月までに行われた分にすぎない。02年8月に最初の女性が行方不明になっている。
訴状によると、カストロ容疑者は、テープで女性の足を縛り口をふさいで頭にオートバイ用ヘルメットをかぶせて地下室の柱に鎖でつないだり、掃除機のコードを女性の首に巻いて暴行したりした疑いがあるという。
検察は、起訴手続きが終了次第、死刑求刑が妥当か否かを検討するとしている。