オバマ大統領と共和党幹部が会談、事態打開へ前進
ワシントン(CNN) 米政府機関の一部閉鎖や債務上限引き上げ問題を巡り、オバマ大統領と共和党のベイナー下院議長が10日、ホワイトハウスで会談した。これまで非難の応酬を繰り返すばかりだった双方が会談に臨んだことは、事態打開に向けた進展といえそうだ。
ベイナー氏は会談の内容についてコメントを避けているが、共和党のカンター下院院内総務は「非常に有意義な会談」だったと評価。「両陣営で今晩さらに協議を行う」と語った。
ホワイトハウスによると、会談ではオバマ大統領や政権高官が共和党の提案について説明を受け、「前進の可能性」について話し合った。ただ、具体的なことは何も決まらなかったと述べ、オバマ大統領は「継続的な進展を期待している」とした。
会談に先立ち下院共和党幹部は、債務上限の一時的な引き上げを提案する意向を表明していた。事態打開に向けた第1歩ともいえる動きだが、政府機関の一部閉鎖継解除につながる内容は盛り込まれていない。