米北東部で寒波、大雪 死者も
(CNN) 米北東部が寒波に見舞われ、悪天候による事故などで4人が死亡した。大雪や強風による被害が相次ぐ中、週末にかけてさらに冷え込みが厳しさを増しそうだ。
米国立測候所によると、ノースダコタ州やミネソタ州では気温がマイナス29度近くまで下がり、体感温度はマイナス45度以下になるという。またシカゴでも5日夜に気温がマイナス27~29度、体感温度はマイナス37~43度まで下がると予想される。
3日から8日にかけて、米国民の半数近くに当たる約1億4000万人がマイナス17度以下の気温を経験することになる。
すでに20センチ以上の積雪を記録しているニューヨーク市では、3日に各地の気温がマイナス17度あたりまで低下し、1994年1月以来の寒さになるとみられ、約46センチの積雪を記録したボストンでも気温がマイナス17度以下、体感温度はマイナス27度まで下がると予想された。
ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルベニアを含む北東部各州の大手電力会社によると、1日午後5時までに停電が1100件あまり発生。ただし、昨年2月の寒波襲来時に記録した63万件以上と比べると大幅に少ないという。