CNNが見た「米国の現状」 一般教書演説を前に
ワシントン(CNN) オバマ米大統領が28日夜(日本時間29日午前)に予定している一般教書演説は、連邦議会の前で米国の現状を報告し、施政方針を説明する年頭行事だ。これに先立ち、CNNの記者や解説者、プロデューサーに国の現状についての見解を尋ねた。
歴代大統領は一般教書演説で、米国が良好な状態にあると繰り返してきた。オバマ大統領の昨年の演説でも、「現状はより力強くなっている」との表現が3段落目に登場した。今年も同様の表現が盛り込まれることはほぼ間違いないが、CNNが見た現状はどうか。
CNNMoneyのアナリン・カーツ記者は経済分野の現状について、オバマ大統領が前政権から引き継いだ不況からの回復は進んでいるものの、今のところ富裕層がより豊かになっているだけのようだと話す。
ホワイトハウス担当のジム・アコスタ記者は政治分野で、オバマ政権が今年を「行動の年」と位置付けていることに注目。大統領命令を出すことで議会のこう着状態を回避する構えだと述べた。