米軍、ソマリアで空爆を実施 標的は武装組織幹部
(CNN) アフリカ東部ソマリアの南部で26日、米軍が武装組織の幹部を狙った空爆を実施したことが分かった。軍当局者がCNNに語った。
同当局者によると、標的となったのは国際テロ組織アルカイダやソマリアを拠点とするアルカイダ系武装組織シャバブと関係する幹部。この人物が死亡したかどうかは不明だという。攻撃にはミサイルを使い、地上軍は送り込んでいない。
米軍は昨年10月、ソマリアとリビアで特殊部隊による急襲作戦を実行し、リビアではアルカイダ幹部を拘束していた。
シャバブはイスラム国家樹立を掲げ、2012年にアルカイダへの合流を宣言。近年はアフリカ連合(AU)軍による攻撃への報復として、国外でのテロ攻撃などを繰り返してきた。昨年9月にケニアの首都ナイロビのショッピングモールで起きた襲撃事件でも、同国がAU軍に協力したことに対する報復だとする犯行声明を出した。