CNNが見た「米国の現状」 一般教書演説を前に
米シンクタンク、ブルッキングス研究所のダレル・ウェスト氏によると、議会では今秋の中間選挙に向け、党派間対立よりも協力姿勢が目立ってくる見通しだという。
軍事分野ではCNNのトム・コーエン記者が、イラク戦争は終結しアフガニスタンの戦闘部隊も撤収する一方で、米軍は軍事予算の削減と装備の現代化という課題に直面していると指摘した。
国家安全保障問題担当のジェイミー・クローフォード・プロデューサーは、オバマ政権が中東問題などで積極的な役割を果たし、アジアでプレゼンスを拡大しているにもかかわらず、国際社会での存在感は弱まっているとの見方を示した。
司法担当のエバンス・ペレツ・プロデューサーはテロ対策の分野について、最近テロの脅威が変容していることと、政府による監視活動が明るみに出たことを指摘。これらの要因を背景に、2001年の同時多発テロを受けて構築された対テロ戦略に変化が起き始めていると述べた。