試験カンニング、92人に拡大 米核ミサイル部隊
同長官は核ミサイル管理などには多数の予防措置が講じられており、その安全性、信頼性や効果には疑問を抱いていないと強調。ただ、今回の不祥事を起こした組織の在り方は全く受け入れられないとし、システム上に問題点があるとの認識を示した。
マルムストローム空軍基地のミサイル担当部門では昨年も安全管理や治安維持面での欠陥が露呈していた。空軍によると、同基地には米軍が保有する核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3」計450発のうち約3分の1が配備されている。
また米中部ノースダコタのマイノット空軍基地でも昨年、核ミサイルの運用管理や発射などに従事する将校17人に任務遂行の能力面で問題点が見つかり、職務はく奪の処分を受ける事態が起きていた。