米核ミサイル基地の試験カンニング、34人から倍増か
(CNN) 米西部モンタナ州にあるマルムストローム空軍基地の大陸間弾道ミサイル部隊の定期技能試験で発覚した大規模なカンニングの問題で、米軍当局者は30日までに、別の将校ら30数人も不正行為に加わっていた疑惑が新たな調査で判明したと述べた。
この不祥事では34人がカンニングを行ったり、黙認していたことが既にわかっており、関与を疑われる将校らの人数は倍増する可能性がある。米国防総省は、技能試験でのカンニング行為としては過去最悪規模と指摘していた。
筆記の技能試験は昨年8月と9月ごろに実施されたもので、受験者は約180人。
空軍はカンニング疑惑に絡み、調査の対象者は拡大したことを認めていたが、具体的な人数などについては明かしていなかった。空軍の報道担当者は、調査が終われば、不正行為に加わった人数などは公表するとしている。