試験カンニング、92人に拡大 米核ミサイル部隊
(CNN) 米西部モンタナ州にあるマルムストローム空軍基地の大陸間弾道ミサイル部隊の定期技能試験で発覚した大規模なカンニング騒動で、デボラ・リー・ジェームズ空軍長官は1日までに不正行為を働いた将校らは92人とさらに増えたことを明らかにした。
受験者総数約180人の半数となる。技能試験は昨年8月と9月ごろに実施されたもので、メール通信など使ったカンニング行為が暴かれていた。
この不祥事では最初、34人の直接関与や黙認行為が発覚。米軍当局者はその後の調査で30数人の不正が新たに判明したことも明らかにしていた。米国防総省は、技能審査でのカンニング行為としては過去最悪規模と受け止めている。
関与した将校ら全員が、核ミサイル関連任務への従事資格をはく奪される処分を受けている。