米大統領、失業対策で大手企業に協力要請 CNNインタビュー
(CNN) オバマ米大統領はCNNの番組「ザ・リード」で単独インタビューに応じ、米大手企業が長期失業者の雇用増大に向けた対策への協力を表明したと語った。インタビューは米国で31日に放送される。
同番組のアンカー、ジェイク・タッパーとのインタビューでオバマ大統領は、「まず出発点として、ウォルマート、アップル、フォードなどの米大手50社を含む300社を集め、ベストプラクティスを確立しようと表明した」と説明。長期失業者の置かれた現状について、「履歴書に空白があるために、面接の機会も与えられないままはじかれてしまう」と指摘した。
景気は徐々に回復しつつあるものの、半年以上も職に就けない失業者は増え続けている。オバマ大統領は「長期間働いていなかったというだけでふるい落としてはいけない」と力を込めた。
対策は31日に正式発表予定で、協力を表明した各社の経営者も出席するという。
大統領は28日の一般教書演説で、議会の承認を必要としない政策は大統領令を活用して実現していく方針を表明していた。