米ナスダックに「デジタル爆弾」、ロシア関与の報道
関係者によると、捜査当局はサンクトペテルブルクに住むロシア人の男が単独で関与したとの見方を強めているという。シークレットサービスとFBIによれば、この男は2007~10年にかけてナスダックのコンピューターを執ように攻撃していたとされる。
ナスダックは情報が外部に漏れたりデジタル爆弾が爆発したことはないと強調しており、広報は「これまで一度もナスダックの取引システムが破られたことはない。情報が外部に流出している形跡もない」と語った。
しかし米大統領のサイバーセキュリティー顧問を務めたクリストファー・ファイナン氏は、サイバー攻撃によって取引が停止し、株式市場が大混乱に陥る可能性は現実に存在すると述べ、そうした事態を防ぐための対策を強化する必要があると指摘した。