米北西部の21カ所で山火事、計40万ヘクタール焼失
(CNN) 米ワシントン州とオレゴン州の計21カ所で大規模な山火事が発生し、焼失面積は20日の時点で計約40万ヘクタールに達した。
対策本部の報道担当者によると、大半の火災は先週末に一帯を襲った雷が原因となって発生した。同地域のこれほど多くの場所で大規模な森林火災が起きた例は過去にないという。
ワシントン州オカノガン郡の捜査当局者によると、20日までに放火容疑で2人が逮捕された。焼失した建物はこれまで確認されただけで150棟を超えているという。
消防活動には全米各地の消防士らが応援に駆け付け、計9000人近くが出動している。
ワシントン州や両州の西側に位置するアイダホ州の保健当局は、風に運ばれる煙の粒子が目や鼻、気管支を刺激したり心臓や肺の病気を悪化させたりする恐れがあるとして、住民に警戒を呼び掛けている。