射殺された黒人少年の葬儀に数千人 米ミズーリ州
米ミズーリ州セントルイス(CNN) 米ミズーリ州ファーガソンで18歳の黒人少年が白人警官に射殺された事件で、死亡したマイケル・ブラウンさんの葬儀が25日、同州セントルイス市内の教会で営まれた。
牧師はブラウンさんをしのぶとともに、抗議デモの一部参加者が暴徒化して商店の略奪などを行ったことに触れ、「マイケル・ブラウンは暴動のために記憶されることを望んでいない。望んでいるのは、警察がどうあるべきかに米国を向き合わせた存在として記憶されることだ」と訴えた。
さらに、ファーガソンで平和的な抗議行動を行っていた参加者にライフルの銃口を向けた警察も非難。「我々はここから脱し、この状況を変えなければならない」と力を込めた。
ブラウンさんの両親は棺(ひつぎ)の前に立ち、涙をぬぐいながら息子への手紙を読み上げた。
葬儀には数千人が参列。教会内の2500席は埋め尽くされ、敷地内にもさらに2000人が集まった。ホワイトハウスからも、セントルイス出身でブラウンさんの母と同級生だったマーロン・マーシャル氏など3人が出席した。