米国防長官が辞任、事実上の更迭 政策巡り政権と対立か
一方、政権当局者らがCNNに語ったところによれば、大統領とヘーゲル氏は数週間前から安全保障問題について幅広い話し合いを重ねていた。
ある国防当局者によると、両氏は今後2年間の安保政策を検討した結果、ともに「変化が必要」との認識に至ったという。
米紙ニューヨーク・タイムズは24日朝、オバマ大統領が21日にヘーゲル長官に辞任を求めたと報道。ホワイトハウス当局者の話として、この動きの背景には、ISISの台頭をはじめとする新たな脅威に対応するため、国防総省の指導者を変えることが必要との認識があると伝えた。
ヘーゲル氏の後任にはフロノイ元国防次官やカーター前国防副長官の名前が挙がっているが、24日の時点では発表されていない。後任が年内に承認される可能性は非常に低いとの見方が強い。