グアンタナモ収容者が手記出版、拷問の体験も
ピューリツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルド氏も、「少しでも良心をもつ米国人なら読むべき。読めば誰もが恥ずべきことと感じ、愕然とするだろう」と指摘する。
同書は20日までに米国のベストセラーランキングの上位200位以内に浮上した。
手記は2006年で終わっている。米政府は当初、この内容を機密扱いとしていたが、米自由人権協会の助けで編集済みの手記が2012年に機密指定を解除された。
スラヒ氏について米連邦裁判所は2010年、証拠が不十分であり、これ以上拘束を続けることはできないと言い渡した。しかし政府が不服を申し立てたことから、今も解放は実現していない。