「イスラム教との戦争ではない」 オバマ氏、宗教戦争を否定
サミットの準備段階では、米政府関係者は欧米や中東諸国におけるイスラム過激主義を洗い出し、その拡大を防止することが優先課題であることも認めていた。
米高官らは、過激派の発するメッセージと戦う効果的な手法を国家やコミュニティーのリーダーたちと共有したいと語る。彼らが特に注目しているのは、社会的・宗教的コミュニティーがその内部にいる過激派と戦う力だ。
バイデン米副大統領はサミットが開幕した17日、米国が「軍事的な対応策の先にある対応策を必要としている」と指摘。
バイデン副大統領は「1つ1つの積み重ねのなかから、さまざまなコミュニティーや、社会の周辺に追いやられているために過激派の影響を受けやすい人々に働きかける努力をしていかなければならない」と述べた。