オバマ米大統領のISIS対応、不支持が57%に増加
ワシントン(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」へのオバマ米大統領の対応について、米国人の57%が「支持しない」との立場を示していることが、CNNと米調査機関ORCインターナショナルによる最新の世論調査で明らかになった。
16日に発表された結果によると、オバマ大統領のISISへの対応を支持しないと答えた人の割合は、昨年9月末の49%から大幅に上昇した。
大統領の外交全般には57%、サイバーセキュリティーへの対応についても60%が不支持と答えている。
ISISは15日、リビアの海岸でエジプト人労働者の集団を殺害したとする動画を公開。オバマ大統領は同日夜、殺害を非難する声明を出した。しかし野党・共和党はかねて、大統領の指導力不足がISISの脅威を増大させているとの批判を強めてきた。
ISISに対する米軍の軍事行動について「うまくいっていない」との見方を示す人は、昨年10月の49%からさらに増えて58%。この割合は与党・民主党を支持するグループの中でも46%に達している。