オバマ大統領の支持率、2年ぶり高水準 米世論調査
ワシントン(CNN) オバマ米大統領の支持率が急上昇し、この2年近くで最高の支持率に達していることが23日までに分かった。米世論調査会社ギャラップが調査結果を明らかにした。
調査によると、米国人の53%がオバマ大統領を支持すると回答。3月から4ポイント上昇したほか、支持率58%を記録した2013年9月以降で最高の数字となった。
予想通り支持政党によって評価がくっきり分かれる形となった。民主党支持者の90%がオバマ大統領を支持する一方、共和党支持者の間での支持率はわずか13%にとどまっている。
支持率を全般的に押し上げた要因としては、無党派層の間での評価が着実に高まっていることが挙げられそうだ。無党派層からの支持率は52%で、4月から6ポイント上昇。オバマ大統領が就任以来最低の低支持率に苦しんでいた昨秋から見ると、17ポイントの上昇となっている。
ただ、支持を表明した53%についても、全ての回答者がオバマ大統領の仕事ぶりを評価しているわけではない。ギャラップの調査では依然としてオバマ大統領の働きぶりへの評価が低く、43%の回答者が仕事ぶりを評価した一方、51%は評価しないとした。
ただ、この点についても、就任以来最低の支持率だった昨秋に比べれば改善している。
ギャラップの調査は5月6日から10日にかけて、成人1024人を対象に行われた。統計上の誤差の範囲はプラスマイナス4%。