米海軍と海兵隊、女性兵士の有給育児休暇を3倍に
ニューヨーク(CNNMoney) 米海軍と海兵隊は4日までに、女性兵士が出産した場合、1年以内に計18週間の有給の育児休暇を認める新たな制度を発表した。従来の日数の3倍となった。
米海軍のレイ・メイバス長官は今回の制度改正について、家庭を持つことを望む有能な女性の人材の確保が目的と指摘した。新制度は即時に発効し、今年の1月1日以降に出産した女性兵士に適用される。
18週間の有給休暇は、育児の6週間分と産後の体調回復に充てる12週間分の合計となっている。一度に18週間を使う必要はないが、出産から1年内に取得しなければならない。
赤ちゃんが生まれた男性兵士の有給の育児休暇は10日間。この日数は法律で決まっており、増加させる場合は連邦議会の承認が必要となっている。
米国防総省によると、米軍内の女性の現役兵士らは20万人以上。海軍は5万7300人、海兵隊は1万4100人となっている。