独立記念日を前に全米でテロ警戒を強化
ワシントン(CNN) 7月4日の米独立記念日を前に、全米各地でテロに対する警戒が高まっている。
過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の支持者などによるテロの脅威に備え、主要な施設では通常より多くの警官が配置されている。
連邦捜査局(FBI)や国土安全保障省、国家テロ対策センターは6月26日、独立記念日の週末や、その後数週間以内に予定されているイスラム教預言者ムハンマドの絵画イベントでテロ事件が起きる可能性があると警戒を呼びかけた。
ニューヨーク市警では例年よりも「テロ対策および安全対策を強化」していると発表。ロサンゼルス市警も安全対策を強化していると明らかにした。同市警のテロ対策責任者によれば、監視下に置かれている多くの過激派が「作戦行動に入る口実を探している」という。
この責任者によればこうした過激派の多くは「ネットワーク化されておらず、グループにも入っていない」ため、「見つけ出すのが非常にむずかしい」という。