ハワイで小頭症の新生児、ジカ熱の感染を確認 米国で初
CDCは15日に勧告を出し、慎重を期すためにジカ熱が流行している南米の国への妊婦の渡航を控えるよう呼びかけた。
米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・フォーシ局長は「パンデミック(大流行)が進展しつつある」との見方を示し、「日が経つにつれ、事態は一層悪化する」と予測する。
小頭症は乳児の頭部や脳の発育が不十分となる疾患で、一般的には妊娠中に発症するが、出生直後に発症することもある。
ジカ熱はネッタイシマカがウイルスを媒介する感染症。ネッタイシマカはデング熱や黄熱病も媒介する。ジカ熱のウイルスに感染しても発症するのは5人に1人程度で、症状も微熱や発疹、関節の痛みなど軽度にとどまる。