オバマ米大統領 「在任中最大の間違いはリビア」
先月発行の米誌アトランティックに掲載されたインタビューでもリビア介入後の混乱に言及し、キャメロン英首相が「ほかの色々なことに気を取られ」ていたなどと批判。リビアと地理的に近い欧州は事後処理にもっと関与し、行動を起こすべきだったと主張した。当時のサルコジ仏大統領らにも矛先を向け、介入自体は成功したのに「今日のリビアはひどい有様だ」などと語っていた。
米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官はこの発言を受けたCNNへの談話で、米英間の「強いきずな」を改めて強調。リビア介入後については、「米国を含む我々全員の行動が足りなかった」というのが大統領のかねてからの見解だと説明していた。
オバマ大統領は10日放送のインタビューで、在任中の最大の成果は08年金融危機後の米国経済を「大恐慌の危機から救ったこと」だと述べた。
ホワイトハウスでの最良の一日としては医療保険改革が議会を通過した日を挙げ、最悪の一日は12年12月、コネティカット州の小学校で起きた銃乱射事件の現場を訪れた日だったと語った。