「病院でなく天国へ」 5歳の少女が選んだ最期
ミシェルさんからCNNに届いたメッセージによると、別れはあっけなくやってきた。
「病状が急変して、呼吸を維持させる戦いがまた始まった」「今回は回復してくれなかった。どんどん悪くなるばかりで、24時間余りのうちに逝ってしまった」という。
「ホスピスが全面的にサポートしてくれて、居心地を良くしてあげるのに必要な物は全てそろっていた。ジュリアナは自宅で、自分のプリンセス・ルームで、私の腕に抱かれて息を引き取った。本人にとってそれ以外に望む形があったのでしょうか」
ジュリアナさんの話は何百万人もの人々の心に響いた。CNNの番組に続いて、米誌ピープルもジュリアナさんをシリーズで取り上げた。韓国人のミシェルさんの縁で、韓国放送公社(KBS)が自宅へ取材に訪れ、クリスマスのドキュメンタリー番組で一家を紹介した。
読者や視聴者の多くは一家の決断を支持したが、神経疾患を抱える一部の患者はこれに異を唱え、フェイスブック上で「親愛なるジュリアナ」と題したキャンペーンを展開した。