米ダラス警官銃撃 容疑者、さらに大規模な犯行計画か
交渉は全く進展せず、警官らにいつ襲いかかってもおかしくない様子だった。さらなる犠牲者を出さずに容疑者を止めるため、警官らがロボットによる爆殺を提案し、ブラウン氏がそれを承認したという。「あの状況に再び直面したら同じことをするだろう」と、ブラウン氏は話す。
ブラウン氏はまた、狙撃事件の夜に実施されていたデモで、ガスマスクや防弾ベストを装着し、自動小銃を肩から下げていた20~30人の参加者を逮捕していたことを明らかにした。武装してデモに参加すること自体は州法に違反しないが、事件発生後に関与が疑われたためだという。
同氏は番組のインタビューで、警官が命がけで市民を守っているのに市民から認められないのは片思いの関係に似ていると訴えた。また「警官たちは年収4万ドル(約400万円)で命をかけているのに応援してもらえない。我々は完璧ではないが、98~99%の警官はあるべき姿勢で仕事に臨み、それだけの報酬で任務を果たしている。(市民からのサポートなしに)このままもたせるのは無理だ」と力説した。