米副大統領、トルコ訪問へ ギュレン師引き渡しなど協議か
両国の関係はその後、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」との戦いをめぐる立場の違いやギュレン師の引き渡し問題で緊迫化している。
トルコのクーデター未遂では200人以上が死亡し、数万人が逮捕された。ギュレン師は関与を否定している。米政府はクーデター未遂を非難したが、エルドアン大統領らは欧米諸国の非難姿勢が不十分だと主張している。
米当局者らによると、国務省と司法省はギュレン師の引き渡しに関するトルコ側の要請を検討し、提示された証拠に基づいて決定を下すとの立場を示している。
ホワイトハウスによると、バイデン氏はトルコに加え、ラトビアとスウェーデンを訪問する予定。ラトビアの首都リガではバルト三国の首脳会議に出席し、同国のベーヨニス大統領、クチンスキス首相と会談。市民への演説も予定している。スウェーデンの首都ストックホルムではロベーン首相と会談し、エネルギー安全保障についての会議に出席する。