警官が黒人射殺、抗議デモが暴徒化し放火も 米中西部
ウィスコンシン州ミルウォーキー(CNN) 米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで13日、盗品の銃を持っていた黒人の男(23)が警官に射殺された。市内では同日、これに抗議するデモの参加者らが暴徒化し、警官4人が負傷した。
警察によると、ミルウォーキー北郊で13日午後、警官2人が不審な車を止めたところ、乗っていた男2人が走って逃げた。警官は2人を追跡し、銃を持った1人に対して何度か発砲。男は腕と胸を撃たれて即死した。
男が持っていたのは今年3月に近くで起きた強盗事件で盗まれた銃で、23発の弾丸が込められていたという。
現場周辺では同日夜、これに抗議するデモが起きた。バレット市長が14日の記者会見で語ったところによると、当初は平和的な抗議行動だったが、夜が更けるにつれて参加者らが暴徒化した。