ウィキリークスのメール暴露、ロシア関与の見方強まる 米当局
ロシア当局の高官らは、ロシア政府がサイバー攻撃により米大統領選に影響を与えようとしているとの批判を否定。プーチン大統領は12日、こうした指摘を「ヒステリー」と嘲笑した。
またロシアのラブロフ外相はCNNとのインタビューで、米国が「相応の対抗措置」でもってサイバー攻撃に報復すると言明していることについて、「米国が何かをやると決めたのならば、それをやらせればいい」と発言。そのうえで「だが、ロシアが米国の内政問題に介入していると指摘するのはばかげている」と述べた。
ロシア政府によるこうしたコメントは、オバマ政権やクリントン陣営で高まるロシア批判を鎮めるうえでほとんど効果がなかった。
ホワイトハウスのアーネスト報道官は12日、窃取された電子メールの一連の公開について、ウィキリークスによるものも含め、「ロシアの指示を受けた動きの数々と符合している」と述べた。自身のメールをウィキリークスに公開されたポデスタ氏もロシアの関与を指摘している。