期日前投票に330万人超、前回より民主有利か 米大統領選
ワシントン(CNN) 米大統領選の期日前投票で、複数の激戦州で4年前の前回選挙と比べ民主党候補に有利な展開となっていることが22日までに分かった。期日前投票に関する最新の統計をCNNが分析した。
民主党からはヒラリー・クリントン前国務長官、共和党からは実業家のドナルド・トランプ氏が立候補。前回選挙ではそれぞれバラク・オバマ大統領、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事が立候補していた。
これまでに期日前投票は330万人以上が済ませ、民主党支持者は2012年の同時期と比べてノースカロライナやネバダ、アリゾナ、ユタの各州で状況を改善させている。
ノースカロライナ州では民主党支持者の投票数が前回12年と同水準を保つ一方、共和党支持者の投票数は約1万4500票減少。ネバダ州では、民主党支持者の劣勢幅が12年の同時期より縮小した。
アリゾナ州では民主党支持者の投票数がわずかに共和党をリードしている。ただ、投票用紙の請求数の合計では共和党支持者の方が勝っている。
特筆すべきはモルモン教徒が多く保守色の強いユタ州で、12年の同時期に共和党支持者は2万2000票の差をつけてリードしていたが、今年は3509票のリードに縮小した。
一方、アイオワ州とオハイオ州は共和党候補が前回より有利な展開となっている。