クラッパー米国家情報長官が辞表、トランプ政権への移行で
今後5~10年の米国にとって最も大きな脅威は何かと問われ、クラッパー長官は「1つを選ぶのは難しい」としたうえで、ロシアや中国、北朝鮮やイランといった国々がもたらす脅威のほか、テロや大量破壊兵器の拡散といった国境を超えた脅威、サイバー攻撃を挙げた。
また長官は、6月にフロリダ州オーランドで起きた銃乱射事件のような襲撃事件の防止が大きな課題だと述べた。
「この職を去るにあたって残るのは、いわゆるローンウルフ(一匹オオカミ)や自国育ちの暴力的な過激主義の影響への懸念だ。非常に複雑な問題だ」とクラッパー長官は述べた。