米国で最も危険なスパイ<6> 同時多発テロで捜査は終了
スパイ行為の詳細についてFBIなどに供述することでも同意し、1日5~6時間に及ぶ厳しい取り調べが週3回7カ月ほど続いた。
モンテス容疑者はこの中で、現地で働く米国人情報機関員4人の身元をキューバ側に明かしていたことを認めた。
DIAの元職員クリス・シモンズ氏によれば、1980年代に中米エルサルバドルに展開していた米軍特殊部隊の位置情報もキューバ側に流していたという。シモンズ氏はモンテス受刑者に対し、米国人が戦闘で殺害されるよう意図的に行動を起こしていたとして、激しい怒りを示す。
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次回「米国で最も危険なスパイ<7> 動機」は1月9日公開