クリントン氏にNY市長選出馬観測 親友は「可能性なし」
ワシントン(CNN) 米ニューヨーク市長選への出馬の可能性が取りざたされている民主党のヒラリー・クリントン氏について、同氏と親しいニーラ・タンデン氏が8日に放送されたCNNの番組で、「いかなる選挙にも彼女が再び出馬するとは思えない」と語った。
タンデン氏はクリントン氏の親しい友人で、リベラル系シンクタンク、アメリカ進歩センターの代表を務める。番組の中でクリントン氏の今後について、「子どもたちや家族を助ける道を見出すだろう。それは彼女が全人生で力を入れてきたことであり、これからの数年は多くの問題が彼らに影響を及ぼす」と予想した。
報道によれば、ニューヨークの政界ではクリントン氏が今年11月に行われるニューヨーク市長選に、現職のデブラシオ市長(民主党)の対抗馬として出馬する可能性が取りざたされている。
しかしタンデン氏は、ニューヨーク市長選にもそれ以外の選挙にもクリントン氏が出馬することはないとの見通しを示し、「彼女が今現在考えているのは、子どもたちや家族を助けることだと思う」と指摘した。
クリントン氏は昨年11月の大統領選挙で共和党のドナルド・トランプ氏に敗れて以降、公の場にほとんど姿を見せていない。直近では8日、夫のビル氏、娘のチェルシー氏と共にブロードウェイで「カラー・パープル」を鑑賞する姿が目撃されていた。