トランプ米大統領、初の議会演説 共通目標への団結呼び掛け
演説ではまた、オバマ前大統領の医療保険制度改革(オバマケア)について「崩壊している」との見方を示し、より良い制度への変更を改めて約束した。
さらに「経済チームが歴史的な税制改革を立案しているところだ」と強調。法人税を引き下げ、中間層の税負担を大幅に軽減すると表明した。
トランプ氏が掲げる「米国第一」というスローガンの通り、75分間の演説の大半は国内問題に費やされた。「米国は再びリーダーになる用意がある」と述べたものの、北朝鮮の核問題やロシアによるウクライナ介入、中国の南シナ海での動きなどは取り上げなかった。
北大西洋条約機構(NATO)には「強い支持」を表明する一方、同盟国の負担増額を改めて求めた。また「米国は新たな友人を見いだす」「かつての敵とも今は友人だ」とも語り、ロシアとの関係強化を図りたい意向をのぞかせた。