「前代未聞」、10日間に8人の死刑執行へ 米南部
受刑者の代理人も死刑執行を阻止しようとしているという。
3人の受刑者の代理人を務めるジェフリー・ローゼンツワイク氏は、死刑執行の時に、囚人の意識を失わせるために使われる薬剤「ミダゾラム」について、効果が十分でなく囚人に苦痛を与えていると指摘。残虐な刑罰を禁じた憲法修正8条に違反しているという。
ローゼンツワイク氏はまた、以前認められた死刑執行の停止についても説明を求める考えを明らかにした。
9人の受刑者は連邦最高裁に対し、アーカンソー州最高裁が刑執行の手順の要点をまとめた規則を支持した判断について審理を行うよう求め、執行が停止されていた。しかし、先ごろ、最高裁は審理を行わないことを決めた。これを受け、州司法長官は死刑再開への道筋が開かれたとの見方を示していた。