米財務省、北朝鮮高官2人に制裁 ミサイル開発に関与
ワシントン(CNNMoney) 米財務省は26日、北朝鮮が進めるミサイル開発に関与したとして、北朝鮮高官2人に対する制裁を明らかにした。対象となったのは、金正植氏と李炳哲氏で、米国人との取引が禁止される。
今回の動きは、国連安保理が先週、11月に北朝鮮が実施した弾道ミサイル発射実験を受け、北朝鮮に対する新たな制裁決議を採択したことを受けたもの。ムニューシン財務長官は声明で、財務省は、北朝鮮の孤立化と、朝鮮半島の完全な非核化の達成に向け、最大限の圧力をかける取り組みの一環として、北朝鮮のミサイル開発プログラムの幹部を標的としたと述べた。
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長はミサイル発射の後、北朝鮮は今や、核弾頭を搭載可能なミサイルで米国を攻撃することができると述べていた。
北朝鮮によるミサイル発射実験を受け、トランプ米大統領は、新たに大規模な制裁を実施すると警告していた。
米財務省はすでに、北朝鮮の8つの金融機関と、中国やロシア、リビアなどで働く北朝鮮人20人以上を制裁リストに加えている。