米FBI前副長官を免職、退職目前 即座に反論の声明も
マケイブ氏は免職処分を受け、即座に反論の声明を出した。今回の免職はFBIやマラー特別検察官の信用をおとしめるキャンペーンの一環だと主張。コミー前FBI長官とトランプ米大統領との会話について、コミー氏の証言を裏付ける姿勢を示したところ、報告書の公表が早められたと述べた。
また、自分が排除されたのは自身の役割や行為、コミー氏解任直後に目撃した事象が原因だとも発言。大統領自身が後押しする現政権による排除に向けた動きが報告書となって表れたとも述べた。
トランプ氏は大統領選期間中、マケイブ氏の妻とクリントン氏の過去のつながりを指摘し、マケイブ氏を批判の的にしていた。昨夏にはセッションズ長官に対して、なぜ同氏を追放しないのか問い詰めることもあった。昨年12月にはツイッターで、同氏の退職について「完全な受給資格を得る退職まで90日に迫っている」と謎めいた投稿をしていた。