米国の自殺率、過去約20年で25%増加 CDC調査
最も高い州と低い州を比較すると4倍の差がみられる。モンタナ州は10万人当たりの自殺者の数は約29人と全米で最も高い割合を見せている。最も低いワシントンDCでは10万人当たりの自殺者の数は約7人となっている。全体としてみると、16年の10万人当たりの自殺者の数は15人だった。
自殺する手段としては銃器によるものが最も多く、首つりや窒息、毒物の使用などが続く。
シュチャット氏は、自殺率の増加には経済的な要因が影響している可能性があると指摘。西側の州で高い増加率を示しており、こうした農村部に住む人々は、他の地域よりも景気回復の恩恵が巡ってくるのが遅い中で、社会福祉関連サービスへのアクセスも限られており、こうしたことが自殺率の増加に関連している可能性もある。